ホームへ戻る > 歯科クリニックの口コミサイトを利用する > 虫歯後期段階で歯科治療
C2というと、虫歯がエナメル質の下にある象牙質の所まで浸食してしまいます。ここまでは比較的虫歯の進行は緩やかなのですが、象牙質は柔らかいのでと一気に虫歯の症状の進行ペースが速くなります。冷たいものを飲んだ時に、歯がしみるということはありませんか?冷たいもの、症状が進むと熱いものでもしみるようになります。
C2の段階で歯科クリニックを訪れた場合に、基本的にはC1と同じ治療が実施されます。虫歯の患部を削り取って、穴のあいたところに詰め物をしていきます。C2の段階は、まだ歯の神経には達していないはずです。ただし虫歯の範囲が広範囲にわたっている場合には、詰め物だけでは足りないケースも出てきます。その場合には、歯全体をカバーできるような被せ物を使って治療に当たる場合もあります。
虫歯の後期でも後半段階に差し掛かると、C3という段階と判断されます。C3になると、虫歯菌が歯の神経にまで達した状態になります。歯の神経を虫歯菌が刺激し炎症を引き起こすので、歯にズキズキとした痛みを感じるようになります。ちなみに神経に炎症が起きる症状を、歯髄炎といいます。
C3の段階に達してしまうと、歯科クリニックで麻酔を使っても痛みを感じる可能性は高いです。神経が刺激を受けて興奮しているためです。歯科クリニックでは根管治療という方法を取ります。根管治療とは、神経を取り除く治療です。根管治療には時間が必要で、1~3か月程度は歯科クリニックに通わないといけなくなります。