親知らずの歯科治療にかかる時間

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親知らずが痛むのであれば、歯科クリニックで抜歯を行って治療することになります。ところで歯科クリニックで抜歯をする場合、どのくらいの時間が必要なのでしょうか?時間はどのように親知らずが生えているかによって変わってきます。歯茎から露出していて、比較的まっすぐに生えている状態であれば、5~15分の短時間で処置は完了します。しかしななめや横を向いた形で生えているのであれば、20~40分くらいかかってしまいます。

最も厄介なのは、歯茎やあごの骨に埋まっている、しかもななめや横に生えてしまっている親知らずの場合です。この時、30分から長い場合には60分くらい治療に時間がかかってしまいます。抜歯をすればそれでおしまいというわけではなく、出血を抑えるため、ガーゼを噛んで歯科クリニックの診療室などで休憩を取ります。だいたい5~15分くらい休憩する必要があると思ってください。


また一般的な傾向として、上の歯よりも下の歯の方が抜歯をするのに苦戦しがちです。というのも下の親知らずの場合、歯の根っこの部分が複雑な形態をしていることが多く、しかもまっすぐに生えないことが多いからです。抜歯の難易度が上がってしまって、時間もかかります。


まっすぐに生えている親知らずを抜歯するのは、歯科でも口腔外科でも専門家にお願いすれば問題ありません。しかしななめや根っこの形態が複雑な少し難易度の高い親知らずを抜歯する場合には、それなりに抜歯の症例数を抱えている経験豊かな歯医者にお願いすべきです。